【事例紹介】学生ボランティアの皆さんにインタビューしました

能登半島地震の被災地で活動する金沢大学の学生サークル「金沢大学ボランティアさぽーとステーション」のメンバーの皆さんに、ボランティアに参加したきっかけや、感想等を聞きました。

 

聞き手:弊本部職員

話し手:地球社会基盤学類 西村さん(サークル代表)、上原さん、喜多見さん

 

-ボランティアに参加したきっかけ-

聞き手「能登半島地震のボランティアに参加されたきっかけを教えてください。」

 

西村さん「被災地が復旧・復興していく姿を自分の目で見てみたい、被災地の力になりたいと思い、災害ボランティアへの参加を決めました。」

 

上原さん「地震が起こったときは、まだ受験生でした。被災した同世代の高校生を報道等で見て、自分も力になりたいと思ったことがきっかけです。」

 

喜多見さん「私も当時は高校生で、県外にいました。もともと地震災害に関心があり、金沢大学への進学が決まったことで、災害ボランティアに参加してみようと考えました。」

住民の方のお話を伺いながら、被災家屋にて家具や家電などの運び出し(能登町)

 

 

-ボランティアに参加して感じたこと-

聞き手「参加のきっかけは皆さん様々ですね。ボランティアに参加して、印象に残ったのはどんな点でしょうか。」

 

西村さん「被災地に足を運ぶたびに、地震の被害の大きさや復旧の難しさを実感しました。一方で、住民の方とお話をする中で感謝の言葉をいただき、元気になった様子を見られたときはとても嬉しかったです。」

 

上原さん「私は金沢市内での傾聴ボランティアに取り組んでいて、被災地での活動には6月頃に初めて参加しました。ボランティアの方には、景観の素晴らしさなど、能登の良さにも気付いてもらいたいと思います。」

 

喜多見さん「現在は輪島市内の仮設住宅での活動が中心ですが、訪問を重ねるうちに住民の方との距離が近づき、感謝の言葉をいただいたときはとても嬉しいです。」

傾聴イベントに集まった被災者との交流活動(金沢市)

 

 

-参加を検討している方へのメッセージ-

聞き手「住民の方からの感謝の言葉は、ボランティアとしても嬉しいですよね。最後に、これから参加を検討している方へのメッセージがあれば、お願いします。」

 

西村さん「被災地の役に立ちたいと考えている方は、たくさんいらっしゃると思います。力仕事ばかりなのでは、自分では若すぎるのでは、等の心配はいったん置いて、とりあえず被災地に行ってみてください。」

 

上原さん「現地では、いろいろなニーズがあります。どんな形でもよいので、被災地に関わる選択を取ってほしいと思います。」

 

喜多見さん「一度、輪島の朝市でがれきをふるいにかけ、貴重品を探すボランティアも経験しました。ボランティアの種類は想像以上にいろいろあるので、固定観念なく参加してもらいたいと思います。」

朝市通りの火災焼失地域にてがれきの撤去/貴重品の捜索活動(輪島市)

 

 

 今回は、被災地で多様な活動をされている学生の皆さんから、貴重なお話を聞くことができました。

石川県災害対策ボランティア本部では、災害廃棄物の仕分けや運搬をはじめとする災害ボランティアを随時募集中です。皆さんの若い力を、是非ボランティアの現場でも発揮していただけると幸いです。